事務次官のセクハラ事件は本当にセクハラ事件なのか
現在世間を騒がせている事務次官によるセクハラ疑惑だがこの事務次官は本当にセクハラだったのかということを検証してみたい。単なるスケベおやじだっただけじゃないのか?
セクハラの定義はどこへいったのか
当然、セクハラであろうとそうでなかろうとおバカな発言は避けたほうがいいのは事実なのだが、この疑惑報道をみていると疑問に思う点が沢山ある。
http://www.moj.go.jp/jinkennet/asahikawa/sekuhara.pdf ← 法務省配布の資料
法務省配布のセクハラ関連資料を読んでみると次の事がわかる。
●対価型セクシュアル・ハラスメント
職務上の地位を利用して性的な関係を強要し、
それを拒否した人に対し減給、降格などの不利益を負わせる行為。
●事業主が性的な関係を要求したが拒否されたので解雇する
●人事考課などを条件に性的な関係を求める
●職場内での性的な発言に対し抗議した者を配置転換する
●学校で教師などの立場を利用し学生に性的関係を求める
●性的な好みで雇用上の待遇に差をつける など
●環境型セクシュアル・ハラスメント
性的な関係は要求しないものの、職場内での性的な言動により
働く人たちを不快にさせ、職場環境を損なう行為。
●性的な話題をしばしば口にする
●恋愛経験を執ように尋ねる
●宴会で男性に裸踊りを強要する
●特に用事もないのに執ようにメールを送る
●私生活に関する噂などを意図的に流す など注意点として相手に不快な思いをさせるだけでもセクハラ行為になる場合があります。 - 引用元 法務省配布資料より
と書いてある。
解釈は難しいが、これを読む限りではセクハラと呼ぶには薄い気がする。つまり事務次官はセクハラを行っていないように思える。なぜか?
事務次官は記者に対して何ら職務権限を持っていない。
単なるわいせつな言動をしたに過ぎないんじゃないだろうか?(それが良い事とは言ってない。)
・第一に事務次官はプライベートな時間に一対一で女性と飲食したに過ぎず、その時に当発言をした。
・女性は記者であり、取材目的であっていたのであれば職務範囲となる。
・お互いにプライベートな時間に会っていたのかもしれない。
仮に取材目的という職務範囲で事務次官に会っていた場合
そもそも、嫌で嫌でたまらないのにプライベートで会うとかおかしい。録音までして防御策を取っているわけだし。ということは記者という立場から職務範囲で会っていたということが推測される。
で、取材ならば会社にこの点報告はしているのが当然じゃないだろうか?1回目は我慢したとして2回目はどうだろう?この報道からは最低でも3回別の日に録音していることがわかるが、この女性記者は会社に訴えなかったのだろうか。
仮に訴えたのだとすれば、セクハラをしたのは会社側ということになるのだが・・・
事務次官はエロトークで盛り上がっていただけで(アホだけど)どのような罪になるのかしらないが、状況から推測するとおかしいのはこの女性記者を雇っていた会社側のような気がするんだが。この場合、セクハラという話より別の線で事務次官を責めたほうがよかったんじゃね?
専門家ではないので憶測になるが、資料を読む限りではそうなる。というかセクハラの定義を勝手に拡大解釈する人増えすぎだという印象を受けた。
あと、職務上得た情報を他社に流すのはやはり会社に相談したが受け入れてもらえなかった経緯があるのではないか。とも推測される。
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