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新卒フリーランスって聞こえはいいけど要するに破綻予備軍のことだろ?

新卒カードを捨てて、フリーランスで生きて行こうとする若者がチラホラいることについて思う事がある。新卒カード制度がいかにクソかというのは周知の事実なのは確かだし多様な働き方があってもいいと思うのは事実だ。これはいつの時代も言われてきたこと。しかし、新卒フリーランスとは聞こえがいいが要するにマルチ商法と一緒。一般的に言う独立で起業なんていう商売とはちょっと違う気がするんだよね。

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新卒フリーランス=マルチ商法とそう変わりはしない

最初は新卒フリーランスという言葉を多様性のある働き方、脱社畜的な意味合いで好意的に思っていた。ただ、新卒フリーランス宣言している奴のブログを読めば読むほど、多様性とはかけ離れたものを感じるんだよね。一般的な、自営業とか個人事業主とは、定義として全然違う。俺が勘違いしていた部分はこの定義の部分で、新卒でフリーランスという言葉は起業したり、なんらかの実態のある事業主になるという意味かと思っていたんだけど、読めば読むほど実態がなくて、何かに似てると思っていたら結局マルチ商法と実態が似ているんだよ。

 

教祖的な奴が出現し次に幹部クラスの奴らが出現する。それらを筆頭に騙される層が現れるわけだ。しかし、普通の就職でも道筋は一緒じゃないかと思う節があるかもしれないが、普通の就職では続けていれば給料は貰えるし優劣はあるかもしれないが仕事に対するスキルや対人作法、職歴といった付加価値は生まれるだろう。しかしマルチ商法で得られるものは通常考えればないと言わざるを得ない。まともな事業を起こすのであれば、成功すれば社会的地位や金、繋がりや信用を得ることができる可能性はあるがマルチ商法では成功すれば金は手に入るかもしれないが信用はない。その金も長続きもしないから、ついに人間関係を切り売りするようになる、「次なる被害者を産む」などデメリットの方が多いと思う。

 

何で稼ぐによるかもしれないが、ブログで稼ぐ系の奴らに多いのがサロンなどで会員を集めたり、情報商材をネットで販売している奴らが多いということ。ちょっと調べたら無料の情報に値を付けて売ったりね。こいつらはブログでネタを投稿して収益を得るまでは良かったが、実態のないビジネスに手を染め始めると途端に胡散臭くなってしまった。この辺からマルチ商法と実態が酷似していてサロンはマルチでいうセミナーだ。しかも有料だったりする。そこへ信者が集まって金を払うという構図だ。

 

キャッチフレーズもよく似ていて。「好きな事で生きていく。」「組織に縛られない生き方」「多様な生き方」「夢を掴む」新卒フリーランスになるのであれば一人で勝手にやってればいいものをイチイチ宣言して信者を獲得しなければ生きていけない点もマルチ商法と似ている。

マルチ商法は机上の空論でうまくいくように見せかけてる

結局の所、好きな事を組織に縛られず多様に仕事をしながら生きていくということはそれなりに計画性やスキル、資格や経験など必要になってくる。計画性がなぜ必要かというと、これから人生は長いからで結婚するかもしれないし、家を買うかもしれない。クレジットカードを作るかもしれない。全て信用が物を言うのだが、通常は信用を作って独立するものだが、まず信用がない時点で説得力がない。

 

そして、永遠に子ネズミを集め続ける必要がある。集められなければ数字を改竄し集まっているように見せなければならないし、商材を永遠に提供しなければならない。新卒フリーランスたちが子ネズミを永遠に増やそうと思ったら有料コンテンツを延々提供し、常に人気を上げ続けるか燃料にガソリンをどんどんぶち込んで炎上させなければいつかは破綻する。そうすると、机上の空論で脚色し、大したことがないのにあたかも大きな話のように大げさに話を作り上げ、さながら自らが教祖のようにふるまってどんどん信者を獲得していかなければならない。

 

マルチ商法と新卒フリーランスの酷似点

悪徳商法 わざと引っかかってみました

悪徳商法 わざと引っかかってみました

 

 

・素人が素人を勧誘するという点

マルチ商法の場合、勧誘するのは殆どの場合商品知識もないのに知ったかぶりをしている素人が大半だ。新卒フリーランスも同じ。例えば宅建を取得したから即開業しても不動産業に関しては素人だろう。それと同じだ。「多様な生き方」「組織に縛られない」「好きな事で生きていく」どれに関しても素人。今まで多様な生き方をしていないし組織にも縛られた経験もほぼない。好きな事で生きてきたわけじゃなく親の金で生きて来た。どれもこれも素人同然なのだ。

 

・目的が転移してしまう

マルチ商法の場合、商品販売という基本的な事実から目的が外れて、商品を販売する目的から子ネズミを増やしてピラミッドを形成し紹介料を得ることだけが目的となってしまう。簡単に言えばスキームがウンコ以下だということ。新卒フリーランスも同じ。スキルを磨き生きていく力を身につける時期に、どのように信者を増やすかが目的になってしまっては元も子もないだろう。

 

・どんどんカルト化していくこと

信者を獲得するために、どんどん話が大げさになって胡散臭くなっていくこと。そういう胡散臭さを指摘されると攻撃的になるところ。信者も洗脳された奴が多いので、現実に戻るまで一定の時間を要すること。どれもこれも似てる。価値のないものに高額な値段をつけて売りつけるツボ売り商法とも似てる。

 

・いくら合法でも限りなく胡散臭く怪しい点

これらがいくら合法であろうと、圧倒的多数の支持は得られない点。限りなく胡散臭く、信ぴょう性もない。例えば、現代教育に疑問を投げかけながらも出会い系のアフィリエイトをやっているようなフリーランスも怪しさ満点だ。確かに、自由で合法だ。好きにやればいいという声もまた正解だが胡散臭いと思われることには変わりない。マルチ商法も全く同じ。商品を介している分、合法だが健康に良い水や怪しいサプリの販売など胡散臭さ満点だろう。

 

新卒フリーランスって結局、破綻予備軍のことだろ?

まあ説明の通り、破綻予備軍なんだよね。大体、やりたい事を社会に出て経験して起業したりするもんだが。難関資格を目指している人で取得したとしても難しいと言われてるご時世に「好きな事で生きていく」「多様性」って言われてもねえ。何事もチャレンジとか言う新卒フリーランスの人もいるけど、チャレンジしてないよね?この人達。仕事がめんどくさいからやってないようにしか見えない。一時期、フリーターで生きていくって人達がいたけどそっくり。まあ彼らはバイトとかしてなんとか凌いでたけど。後になって後悔してる人が多いけどねえ。こういう人の受け皿になってくれる企業が沢山現れればいいんだけどね。

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